子宮がんの発生率
子宮がんの発生率は最近では年々上昇傾向にあります。もちろん、子宮がん以外にもほかの病気でもがんの発生率が上昇傾向にあります。ですので、もう少し深いデータを解説していきます。
平成16年にはがんによる死亡は32万人で、心臓の疾患による死亡は16万人、脳の疾患による死亡が13万人というデータから非常にたくさんの方がなくなっておられることがわかります。もちろん、がんは子宮、肺、肝臓、腎臓、すい臓、大腸など非常にたくさんの部位に発生するので、その分高くなっていると考えられるかもしれません。しかし、昔はがんによる死亡はとても低く、10年前と比べてみても、がんが原因でなくなられる方は10万人も増えております。そして、総死亡者の3分の1ぐらいと非常に多い方ががんで命を落とされます。つまり、がんは3人に1人が亡くなられる病気なのです。
ただし、がんという病気は早期発見できればほぼ100%治る病気です。子宮がんのデータもこのことをあらわしています。1974年ごろには胃がんに次いで第2位だった子宮がんは1999年には7位まで後退しました。最近は少し増えてきている傾向は見られますが、これは検診する人が減ったためだと考えられます。
つまり、
毎年検診する → 子宮がんの早期発見 → 子宮がんの早期治療
検診しなくなる → 子宮がんの進行 → 子宮がんのリスクが高くなる
という風に考えられています。20歳から30歳の検診率が欧米では80%をおおむね超える割合で検診されているにもかかわらず日本では20%程度しかありません。