子宮がんの早期発見
子宮がんの治療の最善の策は、早期発見し、早期治療を施すことが必要だといわれています。子宮がん検診の成果こそが子宮がんの死亡率と関係があるとも考えられています。子宮がんの死亡率は1999年まではずっと減少を続けていました。もちろん、検診のおかげで発見が早くなったので、発生率に変化はありません。しかし、子宮がん早期治療をすることによって死亡率が減少したということがわかっていただけると思います。
もちろん、医療技術の進歩によって死亡率を抑えることができたことも一因であるかもしれませんが、1999年以降の増加を見てみると、やはり子宮がん検診の徹底が効果を一番表すと私自身は思います。1983年から国は30歳以上の女性を対象に子宮頸がんの集団検診に力を入れています。そして、その後1989年以降は子宮体がんも対象となり、個人や会社でも、定期健診や人間ドックによる検診が増え、早期発見が可能となったのです。
子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんの2種類のタイプが存在します。子宮の入り口部分に発生する子宮頸がんは入り口部分にありますので、発見することがほかのがんと比べてみても容易なのです。そのために、比較的早い段階でがん細胞を発見することができます。しかし、子宮体がんは簡単な検査では発見することが難しいのです。そのために、子宮がん全体では死亡率は下がっていますが、子宮頸がんが押し下げている結果であり、子宮体がん自体の死亡率の低下はあまり見られないといわれています。